Paolo Uccello - Saint Georges terrassant le dragon (v. 1435) Tempera sur bois, 52 × 90 cm, @Musée Jacquemart-André, Paris. |
サン=ジョルジュ(Saint-Georges)は聖ゲオルギウスという殉教者のことで、紀元3世紀の小アジアのカッパドキアの出身で、戦士としてローマ皇帝のキリスト教徒迫害の勅命に抗して、ニコメディアの王宮の門前で殉教したと伝えられる。
初期キリスト教では、竜は異教の象徴とされ、槍で退治することが改宗の実現とされた。婦人はその都市の寓意である。このテーマは宗教性を越えて、英雄伝説の一つとして西洋絵画で長く取り上げられている。(←)左掲のルネサンス初期のウッチェロことパオロ・ウッチェロ(Paolo Uccello, 1397-1475)の絵は簡素でプリミティフな表現で印象深い。(DNR)
Le Bon Georges (c)Arti Com, 2015 |
☆サン=ジョルジュ通り45番地 (45, rue Saint-Georges, 9e)
《ビストロ「ル・ボン・ジョルジュ」》(Le Bon Georges)
ドーマル通りとサン=ジョルジュ通りとの角にあるビストロ。入口の両脇に飾られている古風なタイル画の看板が魅力的である。気軽に入って食事したくなる雰囲気がある。「善良なジョルジュの店」といった意味だろうか。もちろんサン=ジョルジュに絡んでいるが。