(c) Google Map Streetview 10, avenue de Clichy, 18e |
クリシー広場はパリでも珍しい地図上の区分点で、8区、9区、17区、18区の4つの区の境界となっている。並木通りの反対側は18区の区域にあたる。10番地の建物の2階部分には、珍しい鋼鉄と窓ガラスに覆われたサンルームのような張り出しが造られている。白亜の建物に黒色の鉄のコントラストが異様にも見える。
19世紀末に流行したアール・ヌーヴォ様式に見られる鉄の素材を飴細工のように曲線を施した装飾がここでも見られる。
☆クリシー並木通り8番地 (8, avenue de Clichy, 18e)
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パテ兄弟社(Pathé frères)は、シャルル・パテ(Charles Pathé, 1863-1957)を筆頭とする4人の兄弟が1896年に設立したレコード制作会社だったが、その後映画の分野に進出し、フィルムの製造、撮影用カメラの改良、映画の制作、配給、上映館網の拡大、映写機の販売等、映画の最初から最後までのプロセスを支配し、その販売網は欧州から米国まで広がり、事業のシェアは最盛期で50%を超えた。
ロゴマークには、パテの文字とともに、フランスの国を象徴する雄鶏も用いられた。
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